岩湧山

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sanpo.no.334

参加者:4名

17年5月21日(土)曇り後晴 気温24℃
コース:P2→杉木立→編笠山→一徳坊山→扇畑谷乗越→フナサコ林道→金山谷→林道→P2


 5月29日(日)杉木立の道上部で 「森づくりイベント」があるので同地の植生調査を行う。
シダ8種、草本64種、木本32種を確認した。平成10年9月台風で禿山になった約1.5haに、1年後、ブナ、クヌギ、モミジ等を市民ボランティアで植栽し 育ててきたが、今回さらに大きく育てる為に市民ボランティア100人を募集し「下草刈り、道作り」の作業を行う。将来はベンチを置いたりしたいそうである。

 千石谷の市有山林について 前所有者の時、ここも平成10年9月台風で禿山となり、国の補助で杉、ヒノキの緑化が行われ、持ち主が河内長野市に替わった現在も毎年2回下草刈が行われている。
当初は雑木に植え替えて育てて、市民の憩いの場とすると聞いていたが、市の管理により現在は杉、ヒノキも成長しつつある。
 将来のため、今のうちにブナ、ケヤク、クヌギ等落葉樹に植替えて頂きたいと思うのである。全国的にも市が大規模な山林を買収するのが珍しい中、全国の模範となるような育成が望まれる。
 私としては今回の 「森づくりイベント」はかなり植栽の樹木が成長し必要がないので、 千石谷の緑化に目を向けて頂きたいと思うし、またボランチィアの募集があれば積極的に参加したいと思うのである。

 *千石谷両側の相互山林(296ha)が河内長野市の所有となり、市は滝畑ダムの水源涵養保安林として管理する方針です。(02.06.28)


 植生調査の後、午後から一徳坊山、金山谷の花を楽しみながら周った。尾根伝いの山道には木の花が多数開花した。コツクバネウツギ、ツリバナ、ナツハゼ、ヤマウルシ、 オオアリドウシ、ジャケツイバラ、マユミ、コマユミ、タカノツメ、ナンキンナナカマドが満開でヤブウツギ、バイカウツギ、シラキ、カナメモチ、エゴノキが咲き始めた。また野草では フタリシズカ、コウライテンナンショウ、ミヤマナルコユリ、オカタツナミソウ、オヘビイチゴ、ヒゴクサ、ミズタビラコ、シライトソウ、ヤマハタザオ、オオサンショウソウが開花。  

また茶色い芽吹きのシシガシラ、ベニシダ、クジャクシダはことの他目を引いた。


ジャケツイバラ マメ科 ヤブウツギ スイカズラ科


バイカウツギ ユキノシタ科 ミヤマナルコユリ ユリ科


三条の滝  落差25mほど。
金山谷深く、あまり知られていない。
シライトソウ ユリ科


シロダモの芽吹き クスノキ科


ベニシダ 夏は青々している。 シシガシラ 夏は青々している。




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