三石山・岩湧山

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sanpo.no.326
17年5月5日(火)快晴 気温28℃
根古谷・ゴヨノ谷花探索
コース:南海紀見峠駅→根古谷→横尾→根古峰→南葛城分岐→ゴヨノ谷→岩湧山→急坂の道→行司河原分岐→神納→自宅



 根古川に沿って林道を上る。ツボスミレ、ホウチャクソウ、コウライテンナンショウ、タニギキョウ、ツルカノコソウ、チャルメルソウ、チゴユリ、ミヤコアオイ、ヤマルリソウ、サツマイナモリ等の野草の花の他アオキ、イズセンリョウ、マルバアオダモ、ミヤマガバズミの樹木の花が目につく。
 中でもサツマイナモリは花時が過ぎたとはいえ大群落。近くに花の終えたヤマアイも多い。

イズセンリョウ
サツマイナモリ

 
 キャンプ場を過ぎ、荒滝からは左手に進路をとる。ここからの古い林道は不使用でところどころ常時水が流れ、小さな野草がたくさん。もう少し日差しがあればもっとたくさんの野草が見られるだろうに。ここでもサツマイナモリの大群落となり道の両側に広がっている。トウゴクサバノオ、タニギキョウ、ホウチャクソウ、イワボタンが多い。またコウモリソウの類の芽生えもあちこちに。
ホウチャクソウ



イワボタンかな イワボタンかな


 平成10年台風で土砂で谷川埋まり、古い林道に水が溢れる場所。今日は天気が続いたので水はなし。しばらく行くと谷川を渡り登りになる。植林された杉の林には薄い日差し、チゴユリの群生の中にナベワリが見つかる。写真を撮り上に行くほどにナベワリが3〜4本づつあちこちに。70本ほど数得たがあまりに多く中止。どうやらナベワリの天国のようだ。
ナベワリ


 ミヤコアオイ、ホウチャクソウが多くフタリシズカ、ササユリも少し。マムシグサに良く似たのが見つかる。ユキザサはまったく見られない。
マムシグサかな



 林道に上がって横尾から根古峰に向かう。ムベ、ウスノキ、ミヤマガバズミ、ウリハザカエデが開花。根古峰から引き返し南葛城分岐からゴヨノ谷へ。ここでは花を終えたネコノメソウらしきものやミツマタが、植林地ではミツバツチグリが花盛り。

ネコノメソウであればいいが

ミツバツチグリ
中心のスキ間が星型に見えるのが特徴

 

 岩湧山山頂ではレンゲツツジが咲き始めた。またウワミズザクラが満開となったいた。急坂の道ではコツクバネウツギ、コバノガバズミ、ミヤマガバズミが、見晴らしの道入り口ではミツバウツギが開花した。

レンゲツツジ ウワミズザクラ

 
 <総括>根古谷ではまったくユキザサ、チャルメルソウが見られなかった。カンアオイ属も岩湧山と同種のミヤコアオイであった。ナベワリが群生していたのは特筆すべきものと思う。またコウモリソウ属の芽生えが多数あり8〜9月には確認が必要である。
またゴヨノ谷のネコノメソウらしきものは今後、種の確認が必要である。




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