霊仙山 1083m
HOMEsanpo.no.323
花巡り 霊仙山
参加者:16名
17年4月30日(土)晴れ 気温24℃
コース:JR米原駅タクシー→浄水場→谷上谷→うるしが滝→柏原道出会い→経塚山→霊仙山→お虎ガ池→汗拭峠→醒ケ井養鱒場バス停→JR醒ケ井駅
初めての霊仙山で、お初の野草に期待も膨らみ参加した。浄水場から谷上谷入り口まではゆったりした山道で、ヤブニンジン、カキドウシ、オオイヌノフグリ、キツネノボタン等お馴染みの野の花に混ざってコンロンソウ、ホウチャクソウ、イチリンソウ、ナットウダイ、コウライテンナンショウ、ツルカノコソウ、アケビ、オニグルミ、コクサギの花が続く。
タチツボスミレはもう花期を過ぎ、色あせた薄紫花が僅かに残る。
谷上谷は大きな岩がゴロゴロした谷で、岩をよじ登りまた谷川を渡渉する緊張の連続するコースであるが、野草が極めて多い。ヤマエンゴサクやオドリコソウ、ハクサンハタザオ、イカリソウが表れる。ゆったりとした谷の広場で小休憩し、葉が互生につくサワシバ、対生につくチドリノキ等の説明を聞く。足元にはニリンソウやホクリクネコノメソウが点在、咲き始めはピンク色のニリンソウは魅力的である。
黄色い萼が目立つボタンネコノメソウやハシリドコロに初対面のご挨拶。フタバアオイ、エンレイソウ、ユリワサビ、トウゴクサバノオが続きシャッターに忙しいが、前後のメンバーに気遣い思い通りには撮れないのはいたし方ない。崖をよじ登る順番待ちの合い間を見てはシャッターを押す。ニリンソウやボタンネコノメソウが谷を埋め尽くし疲れも癒される。
今日は蒸し暑く汗がボタボタ落ちる。喘ぎ喘ぎ谷上谷からようやく柏原道出会いに立つと谷からの涼風が心地よい。
ネザサの竹の子が顔を出した地面には色の濃いコタチツボスミレが多数見られるようになった。
経塚山の手前のピークに避難小屋があり、10分ほどで経塚山に到着、楽しい昼食タイム。ここは岩と小さな草花の草原で展望のよいところながら、生憎のかすみ空で隣の伊吹山もやっと見える程度。この付近はフクジュソウが多く見られたが、花期が過ぎて、草丈も25cmほどに成長していた。セントウソウ、ハクサンハタザオ、ツボスミレなどが多かった。
経塚山に留まるメンバーにリックを預け、霊仙山山頂を往復。ここの登りにはたくさんのヒロハノアマナが太陽に照らされて咲き誇っていた。何時間も歩いて苦しかったが、登った者だけが美しい花を見られる。十分に満ち足りた一瞬に心もなごむ。
お虎ガ池を過ぎてからは急な下りが続く。ここではハクサンハタザオ、ツボスミレ、コタチツボスミレ、セントウソウが多く見られた。琵琶湖の展望のよい見晴らし台で小休憩。棘のあるメギが咲き始めた。木や葉を煎じて洗眼薬に用いたといわれる。
赤い蕾はなんだろうと歩を進めると、やっと赤く開いたクサボケという花が表れた。この花は園芸種ばかりと思っていたが、かなりの群落をつくっていたのに驚いた。
チゴユリ、ニシキゴロモが目につき始めた。フデリンドウが群生していた。ミスミソウの株があちこちに見られた。次は今日のメインの花、期待のキバナイカリソウを何枚も撮った。汗拭峠から少し下ると冷たい飲み物を売る小屋に到着した。清流で冷やした缶ビールの味は格別だった。醒ケ井養鱒場のバス停までは1時間ほどの林道歩きだ。ガバズミ、アオダモが咲き、ヤマツツジの赤い蕾が大きく膨らんでいた。
今日はまず天候に恵まれ、素晴らしいコースと数々の珍しい野草に会えたことに感動した。また久しぶりの山仲間との語らいも楽しかった。リーダーは今日のため下見し、度々お花の説明もし、また危険な場所は注意を促した。今日の楽しい思い出を与えてくれたリーダーに感謝したい。
浄水場までタクシー JR米原駅より約15分、3,020円 浄水場までは舗装路 |
一般車の無料駐車場 浄水場から800m |
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西出商店が案内板を立てていた。 これからでてくる案内板は同商店が設置。 かたわら登山道の整備も奉仕している。 昭文社の山地図にも西出商店名がでている。 |
くぐり岩 |
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うるしが滝 |
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断崖の上を高まきして通過 |
慎重に渡渉 |
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急な岩場をよじ登る |
喘ぎ喘ぎ谷上谷からようやく柏原道出会いに立つと谷からの涼風が心地よい。 |
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避難小屋の右奥は経塚山 左手は霊仙山 |
経塚山に向かう |
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霊仙山より見た霊仙山ピーク |
霊仙山山頂 1083m |
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お虎ガ池 |
見晴台 琵琶湖はかすんでいた |
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今日のメインの花、期待のキバナイカリソウを何枚も撮った。 |
汗拭き峠 |
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清流で冷やした缶ビールの味は格別だった | 醒ケ井養鱒場バス停より |
ミヤマハコベ | イチリンソウ | ナットウダイ | ||
コンロンソウ | オニグルミ 雌花 | オドリコソウ | ||
チドリノキ 葉は対生 | サワシバ 葉は互生 | ボタンネコノメソウ | ||
ヤマシャクヤク | ニリンソウ | ハシリドコロ | ||
ヒロハノアマナ | セントウソウ | コタチツボスミレ? | ||
ハクサンハタザオ | ボケ | メギ | ||
ニシキゴロモ | フデリンドウ | チゴユリ |