井ノ口山

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sanpo.no.318
17年4月16日(土)晴れ 気温15℃

コース:京阪出町柳→杓子屋バス停→伏状台杉群落→井ノ口山→鍋谷山→片波川源流ポール→林道→衣懸峠→オリ谷→菅原町バス停→京阪出町柳

 京都北山の井ノ口山にイワウチワを求める花旅に参加した。京都市内からバスにゆられこと2時間近く、着いたところが山深い清流沿いに田んぼが点在する静かな杓子屋というところ。早速、水場の陽光に黄色く輝くユキノシタ科ネコノメソウの場所に降り、リーダーから説明を聞く。周囲にはミヤマカタバミ、イワボタン、ショウジョウバカマ等が開花。山桜の蕾はまだ固いがイヌブナは芽吹き太陽に赤く輝く。
 急峻な直登が約30分続いた後、しばらく尾根伝いに行くと有名な伏状台杉群落が表れて我々の眼を奪う。
タブシバ、マンサク、ニシキマンサクが咲き競う。始めて見る小さな小さなマメザクラに釘付け。可憐なイワウチワが足元に表れ始めシャッターに忙しい。イワウチワはやっと咲き始め、これから2週間ぐらいが見頃だろうか。日陰は蕾ながら日当たりのよいところは花盛り。

衣懸峠から下りは清流沿いで、お馴染みのタチネコノメソウや初めて見るアカヒダボタン、モミジバチャルメルソウに興味津々だった。菅原の集落の川岸ではニリンソウ、ネコノメソウが咲き始めていた。


ネコノメソウ ユキノシタ科 ネコノメソウ ユキノシタ科


ホクリクネコノメソウ ユキノシタ科 タチネコノメソウ ユキノシタ科


アカヒダボタン ユキノシタ科 モミジチャルメルソウ  ユキノシタ科


ニシキマンサク マンサク科 マメザクラ バラ科


イワナシ ツツジ科 ニリンソウ キンポウゲ科


イワウチワ イワウメ科 イワウチワ イワウメ科


タムシバ モクレン科 サルオガセ 地衣類


伏状台杉といわれる巨木。
杉の周囲は20m近く樹齢は数百年。
学名はアシュウスギといわれます。
若木の下枝が雪の重みで地に着き再び
根を出したといわれる。
京都市指定天然記念物。
伏状台杉(アシュウスギ)



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