愛宕山

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愛宕山 924m

sanpo.no.291
16年12月14日(火)快晴 気温16℃
コース:JR保津峡→中尾根→大岩→炭焼き跡→七合目→愛宕山社務所→月輪寺→清滝→嵐山→阪急嵐山   
参加者:92名

 新ハイキング関西の例会に参加した。花巡りの例会には何回か参加しているが、山登りの例会としては始めて、知らない人ばかりで不安だなと思っていたが、直ぐにNさんTさんに会いホットした。まず最初、参加者の多いのに驚いた。保津峡から愛宕山に登り清滝に下る、名勝で名高いコースであり無理からぬこと。ましてやリーダーのN氏のデビューとあり人気のほどが伺われるというもの。

JR保津峡駅より

 JR保津峡駅前で点呼があり9時30分頃出発。しばらく地道を行き、けもの道のように狭い登り口から中尾根というコースをとる。愛宕山は何回も登っていても、今日の道は表参道や一般の山道とは違うので初めて歩く人が多いようである。雑木林の中のこの道はあまり使われてなく、ところどころ枯れ木などが倒れて邪魔をする。樹木の間からは水尾の集落や遠くには名も分からない山々が垣間見える。

 ここで小休憩、誰かがアカマツに寄生するヤドリギを見つけた。「ヤドリギ科のマツグミである」と後でTさんから教えてもらった
ヤドギリ科 マツグミ


 大岩、炭焼き跡、七合目を過ぎ「柚子の里」と書かれた水尾の集落への分岐から表参道を通り、12時過ぎに黒門をくぐり、愛宕山社務所に到着。社務所前の広場の杉の木の間から見えるのは比叡山のようだ。
黒門

 ここで昼食休憩、雑談に話込んで愛宕神社へ参るのを忘れ時間がなくなった。「一般に神道ではサカキが使われるが、愛宕さんではどういうわけか仏教のシキミが使われる。」と案内書に書かれていたが、確認することができなかった。愛宕神社は全国の愛宕神社の総本山として知られ、火の神様として有名なようである。
愛宕神社


 

 帰りは月輪寺を通り清滝へ向かう。途中から京都市内や桂川が展望できた。月輪寺には天然記念物のホンシャクナゲの大木があり、驚いたことに10数個の花が開いていた。センニンソウの花後が太陽に照らされ人目を引く。茎が緑色のきれいに紅葉した樹木はアクシバと思われたが背丈が大きくTさんによると「カンサイスノキ」のようである。
ホンシャクナゲ


比叡山 右:愛宕山  左:小倉山


 1時間30分余りで清滝へ到着し解散。Tさんの提案で清滝から嵐山への遊歩道を歩くことにした。道の両側にはみやげ物店や湯豆腐などのきれいな店が立ち並ぶ。二尊院、落柿舎、野宮神社、Nさんおすすめの「西利のたくあん」を買い求め、天竜寺を通って嵐山の渡月橋へ。夕暮れ迫る渡月橋からは薄茶色に染まった嵐山、桂川下流の彼方に遠く見える姿の良い山は比叡山。中ノ島公園から渡月橋を振り返れば、今日登った愛宕山を右に小倉山が左に配した嵐山の景観が一望できた。京都の人に人気のあると言われる愛宕山。そういう意味で駅まで歩き、嵐山から見た愛宕山の眺めは良かった。名前に惹かれて来た愛宕山は季節の良いときに来ればもっとよいだろう。


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