岩湧山


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sanpo.no.29
12年4月16日(日)曇り 気温13℃

約束の8時30分にYさんと北青葉台で合流する。第2駐車場に車を置いていにしえの道を四季彩館に向かう。途中のシロバナショウジョウバカマやカンスゲはまだ咲いていた。
野草園のバイモ、ヒメリュウキンカ、カタクリはこれから花をつけるところ。階段周りのシャガの花も咲き出した。付近ではイノシシが暴れて土を掘り返している。これらの花を荒らさないよう祈るばかりだ。

四季彩館前で職員のSさんにカテンソウ、トウゴクサバノオのポイントを教えてもらった。
トウゴクサバノオは5〜8ミリの小さな花だがよく見ると淡黄白色のきれいな花だ。1坪ぐらいのところにびっしりと密生していた。

岩湧寺の下に先週あれほど見事に咲いていたミヤマカタバミは消えてしまった。ほんのひと時しか咲かない花だ。

いわわきの道の展望台前の水場ではオオチャルメラソウ、ミヤマキケマンガ咲き出した。ネコノメソウ属の花も咲いていた。
せせらぎの道(現在不通)付近の林には点々とタムシバの木の白い花が見える。
程なくミヤマカタバミのポイントに。下のほうで見そびれた人は来週ぐらいが満開の時期かと思う。

ダイトレ合流地点前の林にはユキザサの群落が米粒のようなつぼみをつけだした。
ここで行方不明者のKさんの尋ね人のパンフレットを回収。後に山頂のも回収した。Kさんは先月22日から行方不明となり、4月8日に一徳坊山付近の谷で発見された。あらためてご冥福をお祈りしたい。

山頂直下のススキの刈り取られた野原には小さなヒゴスミレが満開。それも無数に生えているではないか。Yさんが今日のハイライトだと感激の声。夢中でカメラのシャッターを押す。
Yさんもスケッチを始めた。



山頂は北風が吹いてとても寒い。10℃以下と思われる。
昼食後西側に下ってみる。シュンランの花のつぼみが膨らんで来た。イチヤクソウもだいぶん成長した。
ツボスミレ(ニョイスミレともいう)が一輪咲いていた。紫色の濃いスミレも咲いていたが名前は解らない。この山には他にも野草の仲間では垂涎の的と言われるカツラギスミレもあるという。咲く時期はもう少し先らしいが是非お目に掛かりたいものだ。

今年の山焼きが行方不明者のことで中止になって、多くの野草や珍しいレンゲツツジの群落も守られた。

帰りのヒゴスミレのポイントでは登山者4〜5人が固まっている。ヒゴスミレを見ているんかと思ったら出かけたワラビを探していた。




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