南葛城山

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南葛城山 922m

sanpo.no.288
16年11月26日(日)晴れ 気温17℃
コース:滝畑→千石谷林間歩道→のぞき平→南葛城山→千石谷大滝→滝畑
参加者 :単独

 大阪府と和歌山県境にある南葛城山は大阪府の秘境である。休日でも滅多に人に出会わない。山頂はササに覆われメルヘンチックだが、1年もササを刈らないと山道が分からなくなる。原始林のような自然林が多く残されていたが、2年前残念なことに一部伐採され明るくなった。岩湧山の南にある千石谷にはサカモギ谷とクレン谷の2つの沢登りのルートがあり、最高部の南葛城山に達するようである。私は昼なお暗きこの谷は未経験である。

今日はいつもの千石谷から林間歩道を通りのぞき平から登った。林間歩道は滝畑出会橋までの2kmぐらいの山道であるが、道は荒れ放題で崖崩れの箇所があり、とても歩道とは言えない。今日は通らないが出会い橋からのルートはちょっと危険である。

 のぞき平までは尾根伝いの関電道の急登をあえぎながら登ること30分。上山や灯明岳の美しい紅葉に酔い浸りながらカメラを構える。滝畑から岩湧山への雑木林の紅葉も申しぶんない。のぞき平で小休止。暗い植林地からクレン谷の上部を慎重に通過すると、あたりは急に明るくなり野谷が一望出来、南葛城山が左手に見える。しばらく尾根道を行き暖かい陽だまりで昼食。周りをふと見るとルビーのようなツルリンドウの実が光っていた。

 サカモギ谷の頭は崖崩れのように深く落ち込んで、途中から水が噴出して水音がする。サカモギ谷の頭を巻いて植林帯を上り、下ると、ヒノキの枝に私製の道案内が掛けられている。この道案内板は極めて重要なポイントで南葛城山、一本杉、千石谷大滝、滝畑へのルートが表示されている。一本杉経由し南葛城山へ登るルートがササの藪こぎも少なく楽である。

 山頂はきれいにササが刈られ丸太のベンチが並べられていた。毎年11月3日に高野口町の一本杉巡りのイベントがありその為だろう。

 千石谷へのルートは胸までのササに覆われて200m余り続く。ところどころ杉の木に白いテープがあり見落とさないこと。熊出没の話もあり少し不安になるが5分も行くとパット明るくなり、尾根道に出る。伐採された尾根道は見通しがよい。サカモギ谷のきれいな紅葉の下に千石谷、その上に岩湧山や遠くは槙尾山、三国山が展望できる。2年前来たときよりテープも増え、見落とさなければ迷うことはない。大滝に向かい尾根伝いに最初は右斜面を、最後は左斜面を下ると川の流れの音がし千石谷林道にたどり着く。千石谷を滝畑に向かう。途中の大滝は紅葉に映えて、ちょうど見頃を迎えていた。

なおこのルートは
14.11.17にも訪れておりますのでご覧下さい。










滝畑ダム夕月橋 右:猿子山  左:上山


灯明岳


灯明岳の紅葉



アワコガネギク


ツルリンドウ


尾根道


サカモギ谷から岩湧山


一本杉峠


南葛城山頂上


千石谷へのルート





サカモギ谷から千石谷  遠景は槙尾山





千石谷大滝 落差15m


千石谷



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