高野山


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弁天岳 標高858m

sanpo.no.283
16年10月24日(日) 晴れ 気温18℃

高野七口巡りに参加

コース:不動坂口→弁天岳→大門→南谷女人堂跡→大滝口→五大尊堂跡→大峰口(中の橋)で解散、奥の院へ
メンバー:3名

 今年も高野町を取り巻く女人巡りにAさんご夫妻と参加しました。
不動坂口の受付で参加費500円を支払う。去年までは300円で、接待などからして少し安すぎると思っていましたが、これぐらいが妥当なところでしょう。地図、番号札、チェック板、護摩木などを受け取る。受付番号146番。
唯一残る女人堂にお参りしスタート。先行は午前9時にスタートしており30分遅れですが、たくさんの行列が続きます。

 高野に入る道は、7つあったそうで、高野七口といわれました。 この七口を結ぶ道より中は女人禁制でした。
七口にはそれぞれ女人堂が建てられて、女性がここから街を夫を偲んだといわれます。
現存する女人堂はスタート地点の不動坂口の1つですが、ここをスタートに七口と、高野三山、約15kmを昔を偲んで巡るコースです。
ファミリーコースは奥の院で終わりです。ファミリーコースと言っても約3.5時間かかります。
各ポイントには高野山大学生がチェック、大きなゴマ木に朱印を押します。 途中では、饅頭、昼は三彩汁、最後は甘酒のサービスがあり、また抽選でゴマ豆腐、高野豆腐、酒、高野マキ、書物 ・・・などの賞品が全員当たります。




出発して30分ほどで弁天岳、標高858mに到着。 弁天さんにお参りし小休止。 ここから紀ノ川や橋本市街、南葛城山、三石山方面の展望が良好でした。
弁天岳858m
弁天岳からは展望のよい尾根道。 キッコウハグマがたくさん咲いていた。
キッコウハグマ
ママコナの花も目立ちます。 コウヤボウキもあちこちで見られたが ナガバノコヤボウキはとうとう見つからず。センボンヤリが何十本も群生。Aさんがオオバノトンボソウらしき株を見つけた。
ママコナ
弁天岳への登山道。 熊出没注意の立て札。 本当に熊がでるのかな、今年は各地で熊が出没しており要注意。
高野山の表玄関口のりっぱな大門に到着。 第一のチェックポイントで木札に大門口の朱印を押してもらう。 受付は高野山大学生のアルバイト、番号をチェックし朱印を押します。
大門
続いて南谷女人道跡、大滝口、相浦口、円通寺、五大尊堂跡を通り中の橋の大峰口へ。通過ごとに番号をチェックし朱印を押します。 大滝口で饅頭、お茶の接待があり休憩。 登りや下りが数箇所続き、尾根道では奥高野の山々がきれいに見渡せます。 またシロモジの木の紅葉が続きます。
シロモジ
中の橋で午前中の終了で、時間は13時30分です。 受付のテントがあり、番号札を返し、護摩木に願いを書き供える、抽選があり、昼食の三菜汁のサービスがあります。抽選で陀羅尼輔という漢方薬が当たりました。Aさんはコウヤマキが当たり半分頂戴しました。
昼食し解散。
解散後、奥の院を散策。 参道は観光客で賑っています。ここの参道は以前は砂利道だったが、今は敷石に変わっていますがこの敷石は大阪市電で使っていたようです。 宇宙ロケット、しろ蟻、犬や企業の墓地が続きます。 30年ぶりに来ましたが、高さ50mの杉の大木や古い徳川家の墓(重要文化財)などが延々と続き 圧倒されます。
しばらくは観光客に混じって説明を聞きながら着いて行きます。
奥の院にて
奥の院前の紅葉 織田信長の墓を見に階段をあがり見つけたモミジガサ。 織田信長の墓は秀吉や家康に比べて小さな質素なものでした。
モミジガサ

更に奥へ進んで弘法大師廟へ。 ここからは脱帽、撮影禁止です。杉の大木の下に古い大きなご廟、絶え間ない僧侶の祈りやお線香の煙りに荘厳な雰囲気が漂います。

「聖域に運ぶ朝食の不思議」は毎朝6時に1人の僧の後に2人のおともが、白木の箱に入れた朝食を担いでご廟にお供えにいく様子です。 「生身供」という毎朝の行事です。弘法大師が永遠の禅定に入り仏の世界で生き続けるといわれます。



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