岩湧山


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sanpo.no.274
16年8月21日(土) 曇り 気温28℃

花千会
コース:P2→落ち葉の小道→いにしえの道→急坂の道→山頂→ダイトレ滝畑→千石谷・大滝→相互山荘跡→五つ辻→いわわきの道→行者の道→P2
メンバー:3名

 見晴らしの道の入り口付近はミニお花畑。ガンクビソウ、ホソバガンクビソウ、ヒメガンクビソウ、サジガンクビソウのガンクビ4種がそろい、ボタンズル、ヤブラン、ウシタキソウ、ウマノミツバ、オニドコロ、マツカゼソウ、クサギ、ダイコンソウ、ホドイモ、ヒヨドリバナ、ヤモノイモ、ヘクソカズラ、ニガナ、ハシカグサ、アキノタムラソウ等の花が見られた。

サネカズラ マルミノヤマゴボウ





曇り空の涼しい天気、気温8時現在24℃。四季彩館のOさんの案内で落ち葉の小道にウコギ科のコシアブラを見に行く。初めて見る花である。高さ10m以上の樹木の上に同じ科のウドのような花が咲いていた。線香花火のようだった。
コシアブラ

 
 咲き始めたシュウカイドウの小道のそばには毛のないミヤマフユイチゴや毛の多いフユイチゴ、ヤブハギ、ヌスビトハギ、ムカゴイラクサ、ヤマトキホコリが咲き競いあたりを飾っている。ヤブハギとヌスビトハギは今まで区別できずにいたが、Uさんの説明でようやく理解できた。

ヤブハギ ヌスビトハギ
枝分かれしない。葉は中部以下に密集してつく
葉柄が長い。大型
枝分かれする。葉は上部にもつく。
葉柄は短い



 急坂の道では花は少なくヤマジノホトトギス、咲き始めたチジミザサ等。

山頂ではススキ、ヨシノアザミ、ウド、シシウド、ミヤマタニソバ、ヒキオコシ、センボンヤリ(閉鎖花)が花を付け始め、マルバハギ、キキョウ、オミナエシ、コオニユリ、オトコエシ、コガンピ、キンミズヒキ、コケオトギリ、ヤマジノホトトギス、オニドコロ、カエデドコロが見頃。またシラヤマギク、オトコヨモギ、ツルニンジン、ハバヤマボクチの蕾が大きく膨らんできた。残念なことにはワレモコウの蕾が虫にやられたようであり蕾の部分が茶色に枯れて花が見当たらない。

オミナエシ ヒキオコシ



 千石谷ではマメ科の花のオンパレードでネコハギ、ヤハズソウ、メドハギ、マルバハギ、クズ、フジカンゾウ、ヤブハギ、ヌスビトハギ、ツルマメの花が見られた。

大滝、岩盤にはイワタバコが密生 メタカラコウ ナベナ


テバコモミジガサ イワタバコ



 他に千石谷で見られた主な花。ノブキ、シロヨメナ、ナベナ、メタカラコウ、シシウド、ヤノネグサ、カナムグラ、ツリフネソウが咲き始め、キツリフネ、アカネ、クサアジサイ、テバコモミジガサ、オトコエシが見頃。
 先月、千石谷林道草刈から今日参加のUさん、Yさんにより保護された野草が40箇所近く残っており秋花の開花が楽しみである。
 朝のスタートが7時30分と早かったが、熱心な観察でいわわきの道、行者の道の花が暗くなり確認できなかった。秋花が開花し始め、一番花の多い時期に移りつつあり十分に堪能できた。



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