岩湧山


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sanpo.no.243
16年3月14日(日) 晴れ 気温17℃

コース:滝畑ダム夕月橋→出合橋→千石谷→大滝→相互山荘跡→五つ辻→岩湧山→滝畑ダム
メンバー:4名

 U、T、Yさんと滝畑ダム夕月橋に8時15分集合。Uさんの車に乗り合わせ横谷のセリバオウレンを見に立ち寄る。雌花、雄花が並んで咲き誇っている。しばしカメラタイム。
 滝畑ダムに戻り出合橋へ向かう。途中道端には外来種のミチタネツケバナが咲き始めた。ミチタネツケバナはTさんの解説。
さらにTさんの解説でシダ観察。チャセンシダ、アオネカズラ、オオバノハチジョウシダ、ノコギリシダ、フモトシダ、イワヘゴ、サジラン、ヒメクラマゴケ、オオカナワラビ、コバノカナワラビ、クリハラン、ミツデウラボシ、カタヒバ、コウヤコケシノブ、ホラシノブ、オオキヨズミシダ等一帯はシダの宝庫。

 出合橋から川沿いに進み、崖をのぼり千石林道へ。
赤いヤブツバキが咲き、黄色いダンコウバイの花も咲き始めた。しばらく行くとカンサイタンポポも。この付近は日当たりもよくシダは少ないがヤマイタチシダ、オオイタチシダ、オクマワラビ、トラノオシダ、オオバノハチジョウシダ、ツヤナシイノデが見られた。珍しいシダがあるとTさんが案内してくれたのはクレン谷。しばらく遡行すると根元付近に黒い鱗片があるツヤナシイノデが見つかる。
 フナコシイノデは1.5mほどに円形に大きく広がりまるで熱帯のシダのよう。ツヤナシイノデとイノデの雑種という。
陽射しの温かな林道にはいろいろな蝶が舞い始めた。テングチョウ、アカタテハ、キタテハ、ルリタテハなど。と言っても私には名前など分るよしもなく皆さんの解説による。  

 大滝付近ではスズシロソウ、アオイスミレ、ヤマネコノメソウ、シロバナネコノメソウが咲き始めた。特にスズシロソウは群生をなしまもなく白いジュータンがあたりを飾るだろう。 滝壺前で昼食。落差15mほどのこの滝は別名「うなぎの滝」と呼ばれる美爆。Tさんからツルデンダというシダ植物の解説を聞く。
大滝を過ぎた明るい林道の脇には早駆けの花、タチツボスミレ、ナガバノタチツボスミレ、ヤマルリソウが開花。
相互山荘跡から五つ辻へ。ここの陽だまりでもアオイスミレが開花。五つ辻から岩湧山山頂へ。散策中のseikoさんご夫婦に会う。Uさんアオイスミレのポイントを教える。

 山頂はススキの刈り取りが9割方終了していた。間もなく草木が生えて来る、山焼きを急がねば。山頂では2時ごろ、ベンチではハイカーが遅い昼食。

 ダイヤモンドトレイル(大阪府と奈良県が策定した二上山から槙尾山まで全長45kmのハイキングコース:略称ダイトレ)を滝畑に向かう。コースは千石谷から南葛城山を展望しながら下る。
道端のダンコウバイの花が見頃、ナガバノタチツボスミレ、ウグイスカグラ、ヒメカンスゲ、シハイスミレが咲き始めた。またシダではオオベニシダ、オオイタチシダ、トウゴクシダ、コバノカナワラビなど。
千石谷入り口付近ではTさんからミツイシイノデとサイゴクイノデの解説を聞く。足元にはサツマイナモリが白い花を再びつけ始めた。この花は12月頃咲き始めて寒くなると一旦咲き止める。
滝畑の民家の付近まで戻るとジロボウエンゴサクやヒメウズが咲き始めていた。今日は気温もグングン上がり温か、我々も草花も今日の日を待ち続けやっと巡って来た春の1日でした。17時滝畑ダム夕月橋帰着。

セリバオウレン ミチタネツケバナ キリノキ アオネカズラ チャセンシダ
オオバノハチジョウシダ フモトシダ ヒメクラマゴケ オオカナワラビ コバノカナワラビ
ノコギリシダ


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