岩湧山


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sanpo.no.241

16年2月28日(土) 晴れ 気温15℃

コース:滝畑→千石谷→五つ辻→岩湧山→滝畑→横谷
メンバー:2名

 風邪が完治しないが春の陽気に誘われて温かい南面の千石谷を目指した。
千石谷林道の入口付近ではサツマイナモリの蕾がたくさん見られ2〜3個の花をつけ出した。
まもなくUさんがシダ植物の観察しているのに追いついた。単独行の予定だったが今日1日同行することとなった。
たどたどしいウグイスの声がする千石谷は明るく陽射しが温かい。

 上水場付近で小さな花があり、腰をかがめ覗き込んで見るとスズシロソウが咲き始めていた。
これから1ヶ月ほど見られるだろう。また少し行くと次のポイントではシロバナネコノメソウが蕾を膨らませ開花寸前。1週間先と思われた。ここにもヤマネコノメソウやスズシロソウ、ハコベなどが咲き始めた。今見られる花は温かい陽だまりで本格的に咲くのは2週間〜1ヶ月先と思う。

 ユキワリイチゲ、サイハイランなどは全く動きなし。

 温かい川向うに渡り昼食。相互山荘跡付近ではフキの塔が顔を見せ始めた。
五つ辻付近に向かいアオイスミレのポイントに行く。温かい陽射しの落ち葉を掻き分けるともう咲き始めているではないか。1輪、2輪全部で4輪。落葉を押し上げて来たのか葉っぱには土の粒がついている。若い葉は独特の丸みをおびていた。

 山頂ではカヤの刈取りの最中で3月25日まで行われるとか。また3000束確保目標で現在2000束である。山焼きは3月の最後の日曜日か4月初めの日曜日とか。
草木の成長から少し山焼きが遅い気がしたが働く人はそんなことお構いなし。
だが趣味で野草を見ている我々はなにも言えなかった。
せめて芽の膨らんだサイゴクキツネヤナギやレンゲツツジを守りたいものだが。

 ダイトレを滝畑に向かう。雑木林ではシュンラン、ダンコウバイが芽を含まらせ、温かいところではヤブツバキが満開近しの状況。滝畑近くでヤマイタチシダ、フユノハナワラビなどを観察。

 Uさんと別れ、教えてもらったセリバオウレンのポイントに行く。
道の両側には10株ほど可憐な花をつけ出した。岩湧山では最も早く咲き出し春を告げる。


サツマイナモリ

ヤマネコノメソウ

スズシロソウ

フキ

アオイスミレ

ダンコウバイ

サイゴクキツネヤナギ

セリバオウレン

セリバオウレン

カヤの運搬




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