高野山
弁天岳 標高858m
sanpo.no.227
15年10月26日(日) 曇り 気温10℃
高野七口巡りに参加
参加者534名
コース:不動坂口→弁天岳→大門→南谷女人堂跡→大滝口→五大尊堂跡→中の橋で解散、奥の院へ
今年も高野町を取り巻く女人巡りに友人A、Bさん2人と参加しました。
不動坂口の受付で参加費300円を支払う。地図、番号札、チェック板、護摩木などを受け取る。受付番号444番。唯一残る女人堂にお参りしスタート。先行は午前9時にスタートしており30分遅れですが、たくさんの行列が続きます。
出発して30分ほどで弁天岳、標高858mに到着。 弁天さんにお参りし小休止。 ここから紀ノ川や橋本市街、南葛城山、三石山などの展望が良好でした。 |
弁天岳858m |
ここからは展望のよい尾根道。 キッコウハグマがたくさん咲いていた。 中には綿毛が開いて飛びそうな株も見られた。 |
キッコウハグマ |
ママコナの花も目立ちます。 コウヤボウキもあちこちで見られたが ナガバノコヤボウキはとうとう見つからず。 |
ママコナ |
弁天岳への登山道。 熊出没注意の立て札。 本当に熊がでるのかな、今年はこの立て札があちこちに出現しました。 |
弁天岳への登山道 |
高野山の表玄関口のりっぱな大門に到着。 第一のチェックポイントで木札に大門口の朱印を押してもらう。 受付は高野山大学生のアルバイト、番号をチェックし朱印を押します。 |
大門 |
続いて南谷女人道跡、大滝口、相浦口、円通寺、五大尊堂跡を通り中の橋の大峰口へ。通過ごとに番号をチェックし朱印を押します。 大滝口で饅頭、お茶のサービスがあり休憩。 登りや下りが数箇所続き、尾根道では奥高野の山々がきれいに見渡せます。 またシロモジの木の紅葉が続きます。 草花ではナギナタコウジュ、アキノタムラソウ、アキノキリンソウ、センブリ、キッコウハグマ等が見られます。 |
シロモジ |
中の橋で午前中の終了です。時間は13時30分です。 受付のテントがあり、番号札を返し、護摩木に願いを書き供える、抽選があり、昼食の三菜汁のサービスがあります。昼食し解散。 解散後、奥の院を散策。 参道は観光客で賑っています。僧侶の方が説明しており一緒に聞きます。 「ここの参道は以前は砂利道だったが、今は敷石に変わっていますがこの敷石は大阪市電で使っていたものです。」 宇宙ロケット、しろ蟻、犬や企業の墓地が続きます。 30年ぶりに来ましたが、高さ50mの杉の大木や古い徳川家の墓(重要文化財)などが延々と続き 圧倒されます。 |
奥の院前の紅葉 |
織田信長の墓を見に階段をあがり見つけたモミジガサ。 織田信長の墓は秀吉や家康に比べて小さな質素なものでした。 |
モミジガサ |
更に奥へ進んで弘法大師廟へ。
ここからは脱帽、撮影禁止です。杉の大木の下に古い大きなご廟、絶え間ない僧侶の祈りやお線香の煙りに荘厳な雰囲気が漂います。
なお南海電車の車内広告でよく見る
「弘法大師入唐1200年」は大師が遣唐使船に乗り唐の国の都、長安に修行に行かれて来年で1200年になります。
また車内広告の「聖域に運ぶ朝食の不思議」は毎朝6時に1人の僧の後に2人のおともが、白木の箱に入れた朝食を担いでご廟にお供えにいく写真です。
「生身供」という毎朝の行事です。弘法大師が永遠の禅定に入り仏の世界で生き続けます。
私は無宗教ですが1200年も人々が信仰する弘法大師の偉大さに関心があります