大普賢岳

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大普賢岳 1779m

sanpo.no.226
15年10月19日(日) 晴れ 気温10℃

大峰山系 大普賢岳 1779M

コース:自宅5:15→和佐又ヒュッテ→6:45−7:00→日本岳8:40→大普賢岳9:20
    国見岳11:05→七曜岳11:30→無双洞13:05→和佐又分岐15:05→和佐又山15:30
    →和佐又ヒュッテ16:00→自宅18:30


メンバー:単独

朝5時15分自宅出発。
橋本市から五条市、吉野町を経由し上北山村の和佐又ヒュッテに到着。6時45分。気温5度。
ここの施設は宿泊も出来、付近はキャンプ場、冬場はスキー場となっている。駐車場は車で一杯。500円の整備協力金を払う。
登山届けを出し7時に出発。
幸先よくオヤマリンドウがお出迎え。
しばらくブナやヒメシャラの快適な山道が続く。
指弾ノ窟
トリカブトの花。
ほとんど咲き終えていたが運良く見つかる。
朝日窟
笙ノ窟
中央に不動明王の石像が安置される。
ここは役の行者の冬篭りの古跡といわれ
修験道では重要な行場。
多くの高僧が修行したという。
奥掛けの修験道の本で読んだ、60日間断食し息絶えた修行僧はここであったと思う。
このことを歌に詠んだ歌碑と思われます。私の想像ですが・・・。
笙の岩屋にこもりて
「寂寞の苔の岩戸のしずけきに 涙の雨のふらぬ日ぞなき」
           日蔵道賢正人の歌碑があります。
鷲ノ窟
紅葉の合間から弥山(みせん)方面
日本岳の向こうに大台ケ原。
石ノ鼻より
岸壁の鉄橋の上のイワウチワ
小普賢岳1640m
いくつかの梯子や鎖場をよじ登り
9時20分大普賢岳1780mに到着
360度の大展望が開ける。

三等三角点に腰掛ける私。
10時発
弥山(みせん)、八経ケ岳方面
女性に人気のある稲村ゲ岳と
大日山(右の小さなとんがり)
小普賢岳
大普賢岳をあとに南に下る。
カール状に北面が大きく落ち込む地点

桑名市から来た単独行のOさん
72歳の高齢とは思えない足の速さ
急な鉄梯子も前を向いたままトントンと下るには驚かされる。
しばらく笹原の快適な尾根道が続きます。
紅葉の合間から弥山(みせん)方面
大普賢岳と小普賢岳
左から大普賢岳と小普賢岳
日本岳、見飽きない大展望です。
一番高い大普賢岳の山頂に立ちましたが、
後の山は中腹を巻いての登山でした。
11時5分。 国見岳1655m
11時30分。 七曜岳1584m
ここからの展望も申し分ない。
真っ直ぐ南下すると行者還岳・弥山へ
北にとると今来た大普賢岳
東に下ると無双洞方面分岐

標高差400mの1時間あまり急な下り
ここでも72歳のOさんの健脚ぶりに
ついていくのがやっと
13時5分無双洞に到着。

石灰質の岩窟が2つあり地下水が吹き出ている。ここの水は最高の味。
谷を渡り、垂直につづく鎖場をよじ登り底無窟へ
ジンジソウ(人字草)の花
キッコウハグマ(亀甲白熊)も咲いていました
ブナの大木にまきつくツタ(直径13cm)を切るOさん。

「始めはツタの願いを聞き登らしてあげるが、やがてツタは樹上を覆いブナを枯らしてしまう」とOさん。
5分ぐらいでツタは切れました。
笙ノ窟方面分岐
ハガクレツリフネ(葉隠釣舟)
2時間の長い登りの末、15時5分和佐又山分岐に戻りました。ここでまたおにぎりを食べる。今日4回目。

72歳のOさん、ここからスタート地点に下らず、和佐又山に登ろうといいい出発するではないか。えー15分もかかるのにと内心思いながら、お年寄りには負けるわけにもいかず続く。
和佐又山1344m
3等三角点がある。
今日4時間あまり同行頂いた桑名市の72歳のOさん。
白いあご髭は見事です。
いろいろアドバイス有難うございました。
私も年をとってもOさんのようになりたいなと思う。
和佐又山からの20分ほどの下りは辛かった。足が痛くて、痛くて。でも痛いとも言えず
黙ってついて行く。
15時50分スタート地点の和佐又ヒュッテに戻る。
下山届けを出す。
土産の天然ナメタケのツルッとした味は絶品だった。





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