岩湧山

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sanpo.no.171
14年10月6日(日) 曇り 気温26℃
自然観察会「いわわきネイチャークラブ」に参加

コース:四季彩館→いにしえの道→いわわきの道→ダイトレ巻き道→岩湧山→急坂の道→四季彩館

メンバー:17名(内初参加3名)


***四季彩館に集合***

初参加者はホームページで見て泉大津市のFさんと和泉市のNさん、河南町からベテランのUkさんの3名。総勢17名、仲間が増えて人とのふれあいも楽しい。出席者名簿にサインし参加費を支払う。会報を受け取り名札を着ける。それぞれ簡単な挨拶。
リーダーのUさんが今日の予定や見所の説明をする。 雨が心配だが傘のない人に貸し出し傘を用意している。南海のハイキングがあり混雑するかもしれない。Uさんが先頭での説明をし、Aさん私が後方で説明することになった。

***いわわきの道***

スタート直後から南海のハイキングの列に、道の隅で観察する始末。
花のまばらなハナタデと花の多いイヌタデ。シュウカイドウの雄花とムカゴを付け出した雌花。雌花は三角の子房をつけ垂れ下がる。
イヌコウジュは茎が紫色を帯びる。メナモミとコメナモミの穂葉の違いなど。










ヒヨドリバナにアサキマダラがとまり、夢中で蜜を吸っている。寒くなると沖縄、台湾などに越冬のため渡るので有名だが、その途中だろうか。先月の観察会に続き見られた。











イイギリの木下のポイントでアケボノシュスランが2株咲いた。水場ではミズタビラコやシロヨメナが見られた。
展望台を過ぎ右カーブのところの山道で、Okさんがアケボノシュスランを見つけた。危うくイノシシに土をかきまで、踏まれそうだった。












切れ目なく南海のハイキングの列が続く。そのつど道をあける。観察会のメンバーがバラバラになり、南海ハイキングの人に花の説明をする光景があちこちで見られた。テイショウソウ、コウヤボウキ、ミカエリソウ、アキチョウジ、アキノタムラソウなど。

ツリフネソウは花が終了し、種はホウセンカのように弾けた。











***ダイトレ巻き道***

ツルリンドウの薄青の花と紫色の実があざやか。
12時15分にいつもの木陰で昼食。
Yさんがなにか見つけたようで、近づくと今年初めてのセンブリだった。代表して初参加のFさんNさんが苦い葉を試食した。五感を持って体験。この苦さは虫の食害から身をまもるためでもあり、人にとり健胃薬として有名。










陽だまりではヤクシソウが咲いた。フシグロやオトギリソウの残り花が見られた。林道にはUkさんの見立ての、朱色でプラスチックのようなキイロチャワンダケがあった。











***山頂***

ここでも南海のハイキングと他のハイキンググループが多数来て、メンバーを見失いがち。ハイキングの案内人に聞いてみたら888人参加だそうだ。
いわわきネイチャークラブで竹杭などで守ってきたワレモコウが、先週に続き再び盗られ、とうとう残り1本になった。良識あるものにとって不愉快だが「この花を盗らないで下さい。皆で楽しむものです」と表示すべきだった。








山頂ではイナカギク、シラヤマギク、ヨシノアザミ、アキノキリンソウ、ツルニンジン、リンドウ、ヒヨドリバナ、サワヒヨドリ、ワレモコウ、ハバヤマボクチ、シシウド、ススキ、マルバハギ等が見られたが随分少なくなった。

ススキは最初、花粉を飛ばすため穂を開き、花粉が飛び終えると穂を風から守るため穂を閉じ、種が出来ると再び穂を開き綿毛を飛ばす。
千石谷の林道の法面の緑化のため、ススキ、マルバハギ、シシウド等の種子を採取した。またワレモコウの竹杭10本ほどを回収した。四季彩館まで運んでくれた、Obさん有難うございます。









***急坂の道***

コウヤボウキ、テイショウソウ、ナワシログミシ、コクママコナ等の花が見られた。
ブナの葉とイヌブナの葉を比較した。ブナの葉は葉脈が葉の縁に巻き込んでいるのが特徴で、また油ぽくツヤツヤしている。


真っ赤な実をつけたツルアリドウシ、ヤブコウジ、ケアクシバが1箇所に見られた。「1両がツルコウジ、10両がヤブコウジ、100両がカラタチバナ(四季彩館の横に生育)、あとは千両、万両」とUkさん。
ツルアリドウシの赤い実に2つの目のようなクボミがあるのは、2つの花が咲き2つの子房がくっつき1つの実になったため。











***四季彩館でミーティング***

15時50分帰着しミーティング。

1.来月集めた種子を林道の法面に蒔く。
2.ブナ保護イベント11/30(土)か12/1(日)。11/30なら協力。
3.傷害保険に前期同様加入した。(02/10〜03/3)
4.印象に残った花を一つとその理由を述べ合った。

  16時10分散会。




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