岩湧山


ホームへ
sanpo.no.13
11年12月5日(日)時雨

いわきネイチャークラブに参加。

昨日とはうって変わった天候。朝から雨模様で今日のクラブは無理かなと思いながら来るともうすでに数人が来ている。さすがにこんな天候でも自然観察に熱心なメンバーだ。私はどちらかと言うと運動不足解消が目的だが。結局参加者は6名。

本来なら今日山焼きの予定だったそうだ。20年くらい前まで2年に1回良質のカヤを得るためカヤ原の山焼きを行っていたらしい。そう言えば今年早春だったか部分的にカヤを燃やしていたが。試験的にやったらしい。

山は紅葉が終盤となり野草の花も日溜りにほんの少し見られる程度となった。今日は草木の実の観察がおもしろかった。夏からきれいに咲いた草木の花は赤や青の実をつけて一同を楽しませた。これから先春までのテーマは草木に変わって野鳥の観察となりそうです。

観察できた実・・・ミヤマカタバミ、イヌタデ、ノブキ、ガンクビソウ、ヤマホウズキ、メヤブマオ、ニライチゴ、ヒヨドリバナ、ウコン、アリドウシ、ヤブコウジ、アオツズラフジ、ミヤマシキミ、ヨウシュヤマゴボウ、ノササゲ、ユキザサ、チゴユリ、ツルリンドウ、イイギリ、ムラサキシキブ、ヌルデ、ウスノキ、マムシグサ、ノイチゴ、チヂミザサ、

タカノツメの紅葉は暗い林の中で薄黄色に浮かんでなんとも言えぬきれいさだ。この木のタカノツメの名の由来を聞いて納得した。3分裂した葉と新芽となる穂先は鷹の爪にそっくりだ。

大正生まれの山岳のベテランのYさんは72歳。いま履いている登山靴は20年前からとか。随所に山男の臭いがする。リックに名札を付けている。メンバーにわかるように。

60代後半と思われるMさんも物知りでおもしろい。千両、万両は知っているが今日は1両から100両まで教わった。1両はアリドウシ、10両はヤブコウジ、100両はカラタチバナ

Sさんはイイギリの写真を撮ろうとしているが、まだ実は赤く熟していないようだ。
夕方真っ暗のなか皆を100両のカラタチバナを案内してくれる。

四季彩館で留守役のNさんがケンポナシの実で迎えてくれる。途中で食べたのは渋かったがこれは甘い。

リーダー格のUさんは野草のベテラン。いろいろこの会の世話をして頂いている。皆で盛り上げる会を目指しているのでなんか分担したい気がするが。先月私が観察した野草は20種だったが、さすがにUさんは40種も見ていた。早くいわきネイチャーのホームページを作って欲しい。




ホームへ

inserted by FC2 system