左の大きいのは人の足跡。

ここまで約１時間３０分。道が分からないので、とにかく雪道の足跡を追う。
誰も来ず先ほどの若い人のだろう。
しばらく行くと足跡が真っ直ぐ谷奥の森林の中へ。

足跡はイノシシだけ、上へ登るにつれ明るくなって来た。

つづら折りの道をドンドン上がると、明るく気持ちがよい雑木林。
地図をながめたら、どうもコースがづれているようだ。
雑木にピンクのテープで目印をし、切株に野谷方面と黒マジックで矢印。
明るい日当りのよい山の中腹でところで昼食。

更に小山を巻いて広大な雑木帯を行くと、山道にぶつかる。
いくつかの足跡が続いていた。Ｈさんクレン谷の上付近だと言う。

時間が午後�T時を過ぎており、３時までに戻る予定であったので、南葛城山頂は諦めて滝畑千石谷に向かう。Ｈさんの勧めで雑木の杖を確保。
サカモギ谷の頭付近は積雪２０ｃｍ以上、細い斜面の道下にそそぎ落ち込む深い谷に足がすくむ。極めて危険な地帯だ。
木の杖をつき緊張しながら通過しホットする。

ここまでは積雪多く冬山を満喫。ここから道が中茶屋方面に分岐する。
滝畑方面に急な坂道を下る。ツルツルの溝のない登山靴のＨさん転んで尻餅。ここでアイゼンをつける。

関電の送電塔下からは谷が激しく落ち込む。
千石谷の川の手前から林間歩道を通り出合橋へ。
途中の杉林にヤマアイが群生。花を開きかけたのもある。

林間歩道は崖崩れ３箇所あり、危険な道で最近は殆ど通行する人もないようだ。稚児の滝があり、また夏は涼しく、通行に便利であり整備して欲しい。

今日のコースは河内長野市の自然がよく残った秘境で、危険な箇所があったが山登りを満喫できた。