sanpo.no.1190 26年1月29日(水) 快晴 メンバー5
コースタイム: 8:07登山口〜9:14黒沢山〜10:22名寄松〜11:12 4等三角点11:31〜12:49生石山の家13:30〜13:45
1等三角点14:07〜16:09小川の宮
このコースは地元のF夫妻が何回も歩き完成させたものである。手前の黒沢山は、ゴルフ場と牧場で知られていて山登りは皆無だったが、2人の探索のお陰で貴重な自然の生き物や生物が次々と見つかり楽しみの多い所となった。またこれより先の生石山までは藪道が分かり辛く苦労しながら歩き通したそうである。時には生石側から歩きこちら側とつないだり、、時には変な所に下ってしまったりだそうだ。
沼池まではハルリンドウやムラサキセンブリ、カキツバタ群落を求めてよく通ったがこの冬場に是非周回したいと案内を願ったものである。
起伏の多い行程があり、次の尾根に乗る鞍部への下りが探索で苦労したと推測された。こういう所が何箇所かあった。立つのがやっとの激下りがあった。生石山の山頂では大草原保全会のMさんにお会いした。一年に何度もない快晴の山頂からは大峰を始め奥高野の山々や果無山脈がくっきりと見渡せた。Mさんに白馬山や矢筈岳等の山座同定をしてもらった。このまま降りては勿体ない程の好天で後ろ髪を引かれる思いで山頂をあとにした。生石山からの下りも古道のような道で自然環境が素晴らしかった。
山頂まで自動車道がついて歩いて登る人が少ないが是非一度下から歩いて貰いたいものである。そうすればこの生石山が一層好きになるだろう。汗を流して何時間も歩くと、心地よい風が吹いて素晴らしい眺望の草原に出るのである。
ルート図
紀美野町総合福祉センターに集合 一台の車を小川の宮登山口駐車場にデポ
一台をセンターから約3k奥の空家の空地に置かせて貰い登山開始する
この奥地に二軒の空家がある
春にはホタルカヅラやキンランが咲く小径
最後の空家を左に山を登って行くと「山は楽しい」の標識、林道より合流する所
ホンツゲの林に入る
鞍部で小休憩 カモシカにお目にかかれないかな
黒沢山三角点 標高509m
鹿よけネットが倒れた所の激下り
名寄松は倒れていた
林道終点 小川宮からのハイキングコースに合流する
立派な道標がキッチリ整備されている
点名 彦ケ瀬 4等三角点 標高635.5m
お地蔵様
古い藪山の別荘地の側を通り生石高原駐車場付近に到着した
生石山の家で名物の梅うどんを食べた後山頂へ向かう
澄み切った快晴の天気
右端:城ケ森山 中央:護摩壇山
手前:白馬山 双耳峰の白馬山の間の奥に青冷山
桜の小径に向かい下り始める
札立峠に向かう道路に合流し200mほど歩くと山道へ
シュロの樹が繁る山道は楽しい
山椒の木の畑に出た
珍しいチャンチンの樹
桜の小径に入る
途中の休憩所
ゴールは小川郵便局の前に出た この先駐車場は直ぐだ
デポした駐車場 水車が出来た、野菜の無人販売所が出来るそうだ
約15km、8時間余りの長い行程で疲れが出た心地よい。生石山を見直した。
今日歩いて見て本当に生石山の良さを知った。
遠い昔学校の遠足で登った記憶を取り戻しながら。
苦しい想い出の中で唯一覚えているのは弘法大師の押上岩。
F夫妻に80になっても歩いて登るように勧めた。
そうすれば年老いても人の世話にならずにすむだろう。
このことは自分自身に言い聞かせたものでもあるのだ。
案内有難うございました。