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南ア  聖岳〜光岳縦走B  光岳2591m

sanpo.no.1152  25年8月22日(木) 曇り一時晴 霧    
コースタイム:4:32茶臼小屋〜5:14茶臼岳〜5:52希望峰〜7:22易老岳〜10:00センジケ原〜10:55イザルケ岳ピストン〜11:07光小屋〜13:01光岳〜13:23光岩〜14:54光小屋


 隣りで寝ていたCさんは今日中に易老渡の登山口に下ると言っていたので既に出発していた。恐らく13時間位の行動になるそうだ。しかも、林道は17時以降は通行出来ないからなおさら急ぐ必要がある。
 朝飯は昨日の小屋到着順だったので、なんと4時であった。今日も雨こそ降らないがガスの中のスタートとなった。ガスは水分を多く含み、木の葉に当たり露となり滴り落ちた。カッパをつけて行く方も多い。かなり長い登りの後、茶臼岳もガスの中だった。希望峰から往復40分の仁田岳に行こうとしたが、ガスで何も見えないはずでパスした。仁田池辺りから木道を歩いた。登り下りの多いよく似た景色を進み、易老岳に着いた。

茶臼岳 2604m 仁田池
希望峰 易老岳2354m
易老岳からは明日下山する易老渡の分岐になっている。ややガスも晴れてきたが、今度は樹林の中で見晴らしが効かない。
途中のガレ場からはこの間立ち寄ったしらびそ高原の赤い屋根がよく見えた。
三吉平までは小さな登り下りを繰り返す。ゴーロ状の長い登りがあって、水場のある静高平に着く。日照りのためか水はない。水がない時は泊まり客には水が提供されるようだ。木道が出てきたところがセンジケ原。リックを置いて往復15分のイザルケ岳に向かう。イザルケ岳は展望が良かった。ご来光のとっておきの場所だそうだ。
    
三吉ガレから しらびそ高原の赤い屋根 三吉平かな 
 
イザルケ岳分岐 イザルケ岳 2540m
光小屋に着く。美味しいお茶を頂く。
この小屋には三しばりがある。
3時までに着く、50歳以上、3人以内の条件
この条件にパスすれば食事が出るが、夕食はパスし朝食を頼んだ。水は貰える。
夕食の自炊の場所はここで、時間は何時までと細かいが外のベンチでする予定。第一に自炊と言っても恥ずかしくて見せられない。お湯を沸かすだけなのだから。

ベンチで携帯食の昼飯を摂る。湯を沸かして味噌汁を作る。


2階の階段近くの部屋が割り当てられた。
今日はシラフの他、枕もあり、薄いながらスポンジのマットあり。

那須のMさんご夫婦に、同じ栃木県のHご夫婦と光岳で囲炉裏村のバンダナショット。
山頂は展望もなく感激が少ないが、昨夜の宴会?の方々と写真を撮る。
その後、光岳のシンボルとなった光石に立ち寄る。
下の村から見ると太陽に照らされて光って見えるそうだ。

帰り、今そこの木道の切れた所で熊を見てきたと興奮した夫婦に出会う。
  小屋に戻ると聖方面がよく見えてきた。左の魚の口状の山が大沢岳、その手前が兎岳、雲の影を落とした聖岳

 夕食前小屋前ベンチで雑談 旅の本棚のリーダー3名の内、黒髭の精悍な方がエレベストに登ったと伺い驚く。三浦雄一郎が2回目に登った時に出会ったそうだ。




 夕食後小屋前ベンチで飲む Mご夫妻、Hご夫妻とビールを買い、ツマミを持ち寄り大宴会。それぞれの山への思いを語りあった。
Hさんはなんどもビール、缶チュウハイを仕入れてきて恐縮した。百名山達成に武ちゃんは浅間山を残すのみ、Mご夫妻は後、塩見、御岳、富士山で達成。Hさんは日本の3000m級21座達成。槍の北鎌、前穂北尾根をやりたいと言っておられた70歳、ますますお元気です。

私は日本の3000m級21座の内、残すは塩見、悪沢、荒川中岳、赤石、御岳、乗鞍、富士山なのであります。

 
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