槇尾山

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槇尾山 601m

sanpo.no.114
13年12月28日(土)くもり 気温10℃

今年納の山 槙尾山へ

バス停公園口→槙尾山施福寺→蔵岩→捨身ケ岳→桧原越道経由し清水滝→五つ辻→バス停公園口

参加者はいわわきネイチャークラブのメンバー3名と、金剛山の植物に親しむ会のメンバー4名に子供さん2名。

バス停公園口に午前10時に集合。槙尾山施福寺参道手前の山道に立ちより、カギカズラ、イズセンリョウ、オオアリドウシ、ルリミノキ等の小潅木を金剛山の植物に親しむ会のMさんより説明を受ける。いずれも岩湧山には見られない木である。
参道の石段の脇にはナナミノキ、タラヨウ、ビナンカズラ、キジョランが見られ、また冬には珍しい野草ヤマアイが群生し咲き始めていた。

   

イズセンリョウ

 

オオアリドオシ

 

ルリミノキ

 

ナナミノキ

 

ヤマアイ

 

施福寺の庭は岩湧山の好展望台に位置し、黒い山の上にススキの原が一望できる。この庭の正面の崖に今日のお目当てのベンケイソウ科のツメレンゲが自生する。今日見た花は終了し枯れた花柄が残っていた。

蔵岩へは急登が続いて寺より約20分。ロッククライミングの練習場となっている崖上から見下ろすと足が震えそうである。真下にはタマミズキの大木が2本、来る年を祝っているかのように赤い実を付けていた。ここの崖上で昼食をすませ捨身ケ岳に向かう。

タマミズキ

捨身ケ岳を過ぎて、桧原越道経由し清水滝(キヨズタキ)に向かう。途中大阪府の絶滅危惧種に指定されたイズミカンアオイがあちこちに花をつけていた。
清水滝は急峻な谷間で危険な道が続いて、ロープや桟橋が至るところに設けられていた。滝の真上にある祠の屋根でミツバチの巣を発見。アケビに似たムべの実が落ちていたので試食する。種の回りが甘い。アケビは口が開くがムベは開かない。

   

イズミカンアオイ

 

ムベの実

 

蜜蜂の巣


ヤマイバラ、ヒトツバ、イタビカズラ、ネズミサシ、ムべ等を興味を持ち観察。これらも岩湧山ではあまり見かけないため。程なく五つ辻に到着。ここより根来谷を通り、元来た公園口へ。途中の林にサツマイナモリが群生していたがまだつぼみであった。
今年最後の山行きで日頃お世話になっている方に会え、また珍しい植物が見られて楽しい1日であった。



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