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大峰  観音峰 1347m

sanpo.no.1052  24年6月26日(火) 曇り メンバー7名   

コースタイム:8:30観音峰登山口〜10:00観音峰展望台〜10:50観音峰〜11:18三つ塚12:00〜13:27法力峠〜14:30洞川バス14:55〜15:05観音峰登山口








観音峰登山口駐車場に到着したとき、車が7台程停っていた。5年前には密かに来たものだが有名になってしまい、平日でもこの時期紅娘目当ての登山者が多い。今日は賑やかな熟女4名に無口な老男3名、ヨッピーさんが初参加の美女を連れてきて更に華やか。ツルさんもお初の山で足取りも軽そう。


フタリシズカ

山上川の吊り橋を渡ると薄暗い植林。曇り空で少し蒸し暑い。5分ほどで観音の水場があり小憩。冷たい水で喉を潤す人、水を補給する人、案内板や小紫陽花の写真を撮る人。
薄暗い植林の中にも色んな野草が見られるが、咲残りのフタリシズカがよく目につく。一つ咲いても三つ咲いても二人静。咲く時期の早いヒトリシズカも近くに見つかり、違いがよく分かる。葉の色が濃くテカルのが一人静。

第一展望台 第一展望台から弥山方面

更に10分ほど登って第一展望台だ。高いところはガスが出ていて山の上の方が見えない。刻まれた展望図を見てあれやこれやと弥山や明星を想像する。山が見えないので初見のお2人には気の毒だがこればかりはしょうがない。


観音平


植林が切れて自然林の平坦地には平屋和風造りのきれいな休憩所が見えて来き、休憩したくなる。休憩所の鳥居を潜ると玉八大権現と皇族の石碑がある観音平だ。またまた小憩。出発して間もないのに休憩所が沢山でてきて老体には有難い。


コンクリの階段を登るとゴロ太石が転がる坂道で、雅な歌などが刻まれている。この付近冬の樹氷が綺麗なところだ。急な登りのつづら折れ道付近にはギンランが沢山あったものだが見当たらない。ヤマシャクの群生地だったところも縮小し僅かに花後をとどめていた。

ヒヨクソウ ベニバナシャクヤク



ヒキノカサ ジキタリス




植林地帯を抜けトラロープの張られたところは期待のべニシャクの場所だ。 まず、蕾が見つかり、更に登ると優雅に薄ピンク色に咲くべニシャクだ。あちらにもこちらにも、近づくと花が散りかけたのや種になっているのが多い。時期的には少し遅かったが十分堪能できよかった。付近で繁殖し続けるジキタリスは先週の土曜日にボランティアで抜かれたようで、花や蕾をつけて転がっていた。

キノコ博士が珍しい花を見つけた。キンポゲだと思い根元の茎を見たが変わった葉を付けていた。後で調べるとキンポウゲ科のヒキノカサのようだ。
また、登山客もこのベニシャク目当てに急激に増えたようで、根元は踏み固められれて先が思いやられる。この増え続けていた超絶滅危惧種が目の当たりにされ、これから減少し、なくなってしまわないか。



観音峰展望台 標高 1285m


観音峰 標高 1347m


三つ塚 標高 1380m


観音峰展望台からは稲村ヶ岳や弥山がよく見えるが今日はガスに隠れて見えないのは残念。
観音峰展望台から2目のピークは標高1347mの観音峰だ。更に2目のピークが標高1380m三つ塚である。
いつの間にかトップが武やんから若いミコさんに代わりペースが上がっていた。南面の緩やかな斜面で楽しい昼食だ。他のグループもいた。



イケマ
大日山


出発時、洞川に直接下るルートを確認した。踏み跡やテープのようなものを見た。植林の中でツル性の変わった野草があちこちにあったがガガイモ科のイケマのようだ。
下って登って行くとガレ場の尾根の樹間からは大日山が霧の中に立っていた。珍しいカラマツ地帯を過ぎると植林の急な下りで間もなく法力峠だ。




五大松さんの銅板のある鍾乳洞を経由しゴロゴロ水場へ。ゴロゴロ水場のトイレを借り、ゴロゴロ水を飲ませて貰い、厚かましくもボトルに一杯詰め込む。これからはタンク必携で寄ろう。バスの2時55分発には20分余裕があり、名物の豆腐を買う時間もあったが容器の方が高かったので止めたそうだ。これからは容器も持ってこよう。




バスで元新ハイのNリーダー一行に乗り合わせた。合うのが4年振りだ。三つ塚から直接洞川に下ったという。我々が注目した薮ルートだ。冬場に使いたいルートで行って見たい。
観音峰登山口でバスを降り、鍋持参のツルさんの提案でお茶にした。ゴロゴロ水のコーヒーは美味しかった。
また女性の方から沢山のお菓子の差し入れ有難く頂戴し散会となりました。





コアジサイ ウツギ
オオバノヨツバムグラ コバノフユイチゴ
ウリノキ ヒメフウロ



 

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