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湖北  赤坂山・三国山 823m・876m

sanpo.no.1041  24年5月10日(木)曇り一時雨     
コースタイム:マキノ高原〜白谷〜9:43黒河林道10:50〜11:44三国山分岐〜12:00三国山13:00〜13:25名王ノ禿〜13:47赤坂山〜15:50マキノ高原



 今年の5月の気候はおかしい。毎日毎日曇り空で雨も多い。案の定、前夜泊で赤坂山花見山行の計画も当日天候不良予報で取りやめ、日帰り山行に切り替えた。
少々天気が悪くとも好天を待っていたら赤坂山の花の季節を逃してしまう。
当日は5時30分に家を出仲間3人で泉北へ。コマネズミさんと合流して6時過ぎに出発。高速道を順調に走り京都東から国道161号の湖西道路へ進む。琵琶湖岸の道は走り易く60〜70Kmで進む。途中コンビニで弁当を買い、沢ICで降りる。メタセコイヤの並木道を通りマキノ高原に着いたのは9時頃。マキノスキー場の上の山肌には白い雪が残る。

  ほどなく途中から呼んでいたタクシーが着く。タクシーは近江今津から約30分。
黒河林道途中下車。ここまで1500円。道が荒れてこの先車の乗り入れは出来ない。 日当たりが良く水の豊富な谷沿いの林道は色んな野草が咲き乱れている。こんな道をゆっくり歩くのもよい。日頃見かけない花が多い。まだ時期が早く蕾が赤く膨らむタニウツギやオオバキスミレは日本海側特有の野草である。キノコ博士の見つけたスミレも日本海側に見られるオオタチツボスミレだ。トキワイカリソウ、ウスギヨウラク、 ニシキゴロモ、アオダモ等が多い。ゆっくり歩いて1時間余で黒河越に着く。白谷バス停から歩き通せば2時間30分もかかるところである。

  黒河越からは登山道になり林の中の道を進む。今まで歩いた林道より花が少ない。登山道入口から花期の過ぎたイワウチワの群生地である。綺麗な花も多くまだ蕾みもある。だんだん上に登るに連れて名王ノ禿の荒れた岩肌が見えて来る。ミニ湿原を通り小川を越えて間もなく三国山分岐だ。三国山へ400mの標識。ここでもイワウチワが多く、バイカオウレンが可憐な花を付けていた。三国山は展望もなく、日本海側から吹き付ける風は冷たい。三国山分岐に戻り昼食。名王ノ禿に向かう。終盤のカタクリがあちこちに咲いていた。寒さのためか完全に開いていない。厳しい気候の名残りの残雪が目につく。名王ノ禿は冷たい風が強く帽子が吹き飛ばされそうである。今日の縦走路は中央分水嶺である。分水嶺では気候まで分かれているような気がする。イワカガミの花が見え始めた。急な登りの後赤坂山山頂に着く。風が強くどん曇り空で展望が効かない。直ぐに下山にかかる。横殴りの雨が吹き付けてきた。カッパをつける。この下りはイワカガミが多いが他の花は少ない。ガバズミやレンゲツツジが目に付く程度で、黒河林道での沢山の花は貴重だった。スキー場が見え出してようやく雨も止み明るくなってきた。帰りは高速も空いていて16時頃出発し泉北に18時30分頃着いた。



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