sanpo.no.1021 24年1月30日(月) 晴一時曇り
コースタイム:千早赤坂村郷土資料館8:15〜8:50下赤坂城址〜10:15千早小学校〜12:9 198鉄塔12:50(肩衝山)〜13:00新千早トンネル上〜14:11三角点〜15:25東条山〜15:47五条林道〜16:10馬場谷バス通り
今日、Yさんの案内で 千早古道と千早赤坂村界尾根を無事歩き終えました。Yさんは去年12月、ワンデルガイドの著者根来春樹氏と、
2日間に渡り消えた道をあちこち苦心しながら探し歩いた道です。
コース概略図
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スタート
甲取橋手前を左折(西)し坂道を登ります。 |
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朝8時、千早赤坂村郷土資料館に集合。 車道を北に進んで千早川にかかる甲取橋手前から坂道を登って行くと、蜜柑畑の小高い丘陵になり眼下に美しい棚田が広がる。振り返れば二上山、岩橋山、大和葛城山、金剛山が続き真下に千早赤坂村役場が見える。下赤坂城本丸跡へ登る。菜の花の畑だ。見晴のよい、のんびりとした丘陵の尾根道を行くと下赤坂城跡と千早中学校に着く。ここからの棚田風景は素晴らしい眺めで、春になったら弁当持参で来たいなあと思わせるところである。
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大和葛城山と金剛山(右)
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棚田風景 |
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史跡 赤坂城址 |
休憩場所 |
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先に進んで一旦車道に出たところが村民グランド。この左手に千早海洋センターという建物が見える。こんな海に遠い山中でなんで?。
さて、次に進む道はどこでしょう?いくつも分かれて案内のYさんが走り回り探してくれる。
ようやく歩きだしまたまたびっくり。 民家とガレージの50cmの間を通る道なのだ。道案内がなければとても行けません。
コンクリートの50cm位の巾の坂道を上がると金峰神社です。先ずは参拝をする。掃除をし焚き火をしているおじさんに色々教わる。小高い丘の風光明媚なところで高塚山(295.5m)とも呼ばれ三角点もあるようです。トイレを借りる。
高塚山から鬱蒼と繁る竹薮の山道を下り吉年地区の集落を抜ける。ここもどう行ったらよいか思案の道だ。
YさんのJPSと磁石で確かめながら進むと古い郵便局が見えてくる。東阪簡易郵便局の前を通り、小さなお社に手を合わせる。
次のカーブミラーのある二股は左に行く。
坂道を登って行くと古い千早小学校の前を通る。創立100年と書かれたプレートが埋め込んであるが、そのプレートは20年ほど経っているように見える。校内には古い銅像の後姿が見える。武者姿から楠木正成かな。
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武者姿から楠木正成かな |
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千早小学校の横を通りいよいよ山道である。 |
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千早古道と書かれた千早小の道しるべが行く方向を示している。だが正しい方角ではないので設置場所が違うようだ。
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千早小の道しるべ 真っ直ぐになっているが左折 |
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左に下ってスズダケの薮に突入。尾根の日当たりの良いところに山道があるようだが繁リ過ぎて進めない。
植林の中に僅かに踏み跡がある。南河内グリーンロード桜坂トンネルの上を歩いている。
次第に笹薮が濃くなりなんども立ち止まり方向を探る。この付近は夏場は薮の大変な道だろう。
植林の倒木帯を上って行くと鉄塔5の下を通り林道に出る。
林道の急な登りが続き、平坦部から山の東を巻くところで新たな林道工事の土砂が斜面を行く山道を隠している。 土砂を踏んで行くと山腹を巻く山道が出てきました。道案内がないととても思いつかない道です。 ここも以前来たときに相当時間をかけて探されたそうです。
付近に転がっていた千早小の道しるべを付ける
ようやく肩衝山が見えて新千早トンネルが近づき中津原分岐です。鉄塔198下で昼食をとる。
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中津原分岐 |
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鉄塔198 |
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午後、後半部の新千早トンネルの上あたりにはNTT西日本の千早無線中継所がある。この付近薮道が続く。なでかお茶の木が多い。
途中の三角点標高720.7で休憩、コンパスを合わす。
東条山までは急な登りと迷い易い尾根が続く。 見通しのよい尾根を真っ直ぐ進んでしまい、右に下って次の尾根に入るところを見逃し、
おかしいということで危うく引き返す。 YさんのGPSが電池切れのため道迷いしたが、直ぐ気づいたのはよかった。このポイントにたくさんテープを付ける。
途中から雪の金剛山が見えだし快適な尾根となり、大住谷出合い、赤滝谷出合いを過ぎると間もなく東条山に着く。 ここまで来ると雪の上に踏み跡がついて、ようやく安心して歩けるようになった。
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赤滝谷出合い |
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東条山 |
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東条山からは下りで約20分で五条林道でる。雪はゆるんでおりアイゼンの必要はなかった。ここからはダイトレの千早峠に行く道に別れる。 約25分で馬場谷入口のバス通りに出て今日の予定は終わった。
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五条林道 |
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馬場谷入口のバス通り |
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バスはロープウエイ前停留所到着後5分で発車、1時間に1本ですからラッキー、17時千早赤坂村郷土資料館に引き返した。
最初の内は歴史と風光明媚なコースだったが、やがて民家の複雑な道や笹薮突入で迷い易い山道になり、
油断できないが変化に富み大変面白かった。
今は消えかかっていますが、復活を願うものです。
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